2025.10.01
CITY THE ANIMATION
制作を振り返って ⑬
「THE ANIMATION」

ついに最終話を迎えました。「CITY THE ANIMATION」
本当に語り尽くせない位のいろんなスタッフの色々な創意工夫が込められた作品です。
以前の振り返り③『合宿』でお話しした構成合宿での「あらゐ先生からの暗闇の相談」はこの最終話のミュージカル部分に関してのお話でした。
原作には無いネタで、アニメーションとしてのCITYを締めくくるに相応しいアイデアとして僕自身全力で頑張ろうと思いました。
実は、アフレコが始まる前のキャストさんを決定していく段階から、このミュージカルを想定してキャスティングしております。
キャストさんにもアフレコ中盤でミュージカルの歌唱部分を録らせていただいておりますし、そもそものミュージカルの音楽自体も作っていただきながら、本編の映像制作も並行で進めておりました。
音楽、映像、アイデア、それぞれを並行に進めちょっとずつブラッシュアップしていく形で、相応に大変でしたが、こんな試みは早々実現しないと思いますし、そう言ったものづくりに参加できて本当に幸せでした。
約3年という歳月、この作品に向き合っている時間は本当に楽しかったです。
『日常』という作品をきっかけにあらゐ先生とお仕事させていただき、そして本作につながって、またエネルギーをもらう。
瞬間、瞬間で情熱を持って制作し、それが作品として定着するという当たり前の事実かもしれませんが、その面白さ、その尊さを改めて学ばさせていただきました。
これからも当たり前の事実を理解した上で、創作に向き合っていきたいと思います。
最後に、視聴者の皆様。
ここまで観てくださって本当にありがとうございました。
本作が、皆様にとっての安らぎや希望、また少なからずの刺激になっていれば、それ以上素晴らしく嬉しいことはございません。
「CITY THE ANIMATION」
ご視聴いただきまして、誠にありがとうございました。
